ある卒業生との出会い
カテゴリ : 校長コラム ,お知らせ|投稿日 : 2014年12月15日

本校硬式野球部が、夏の大阪大会を制して甲子園に初出場したのは今から3年前、私が本校に赴任した直後のことだった。直後ということもあってか前任校の校区に在住の有志の方々が、お祝いの宴席を設けてくださった。そのとき、面識はなかったが一人の中年男性Nさんも参加されていて、「柏原高校の卒業生です。うれしくてお祝いの会に参加させていただきました」とおっしゃって、一緒に杯を傾けた。その時はそれだけだったが、今から一月ほど前、校区でフェスティバルがあり、関係者の打ち上げの席で、3年ぶりにNさんと再会した。二次会もご一緒させていただいたが、何度も何度も握手を求められ、「私はねえ、13期生なんです。私の今があるのは柏原高校で素晴らしい先生方に出会い、厳しくとも熱心に指導していただいたおかげなんですよ。」とおっしゃって、数名の恩師の名前を口にされ、授業のことや社会見学に行った時のことを熱く語られていた。「萬物感謝」「質実勤労」「自他敬愛」の校訓も何度も口にされ、極めつけは「しろがねの雲湧きあがる……」と校歌を口ずさんだりされ、私も一緒に歌わせてもらった。こんな「母校愛」に満ちた多くの卒業生に支えられて柏原高校の今があるということをつくづく感じさせられる打ち上げだった。

(12月15日)