アジア学生交流プログラム(ASEP)において金賞受賞!
カテゴリ : ニュース ,お知らせ|投稿日 : 2014年1月15日

アジア学生交流プログラム(ASEP)は、2000年から、台湾南部の都市、高雄市で開催され、アジア圏の学生が共通のテーマに沿って、英語で発表します。
今回、本校は、本校と協定校の地元、高雄市にある瑞祥高校と共同で12月28日のASEPの大会で、英語のプレゼンテーションをした。テーマは「名もなきヒーロー」であった。
年末12月25日から29日の4泊5日の海外研修で、25日到着した初日は、校長、教務主任、組長、瑞祥高校関係者や保護者のホストファミリーが左営駅(高雄市)で、出迎えていただき、まさに「熱烈歓迎」であった。生徒は、そのまま各ホームステイ先(瑞祥高校の各保護者宅)に引率された。
夕方5時からの歓迎会には、PTA会長、ホストファミリーと瑞祥高校関係者との校長挨拶、瑞祥側は、中国語と英語で歓迎の挨拶と歓迎会への謝意と柏原の紹介、会食の後半は、それぞれ、個別にホームステイのホストファミリーへの挨拶と本校生徒の様子をうかがうため、英語、中国語を交えて聞いた。言葉の壁で、ホストファミリーから、言葉の問題は自己で切り開いていかないとホストファミリーの国立屛東教育大学教授であるお父さんとの談笑の中で出てきた。

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高雄市 新幹線左営駅で瑞祥関係者とホームステイ先の保護者の出迎え

翌日26日 地元高校の授業体験と高雄市サイクリング

翌日、まず、授業は各生徒を指名し、パラグラフごとに読ませ、後に中国語に訳させる。生徒のほとんどは、一部を除いて、問題に全問回答しており、発音も綺麗だった。すべてがマイクを使った授業、聞くと週20時間の持ち時間で喉をからすためであるということである。日本語の授業ではプロジェクターに映し出された内容の説明、井上君と下岡君が柏原高校の体育コースと特進コースの紹介をし、時間割や登校時間などの質疑応答であった。英語教科担任からの話では、どうしても文法中心授業を展開し、言語も英語を使うより中国語を使った授業になりがちであると聞き、この点では日本の授業と大差はないという印象であった。昼食後、昼寝が日課になっている。午後から瑞祥高校を出て、鉄道記念博物館へバスと地下鉄を使って行く。鉄道記念博物館での説明を聞き、旧駅をプレゼンの資料とするために、記念写真を撮る。帰りはサイクリングで約2時間かけて高校へ帰る。

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地元台湾の瑞祥高校英語のクラスの授業風景

 

27日関連写真 高雄市 甲仙での記者会見の模様

2009年のムラク台風で水害を引き起こし壊滅的な被害を被った高雄市 甲仙で、2013年のASEPの記者会見が行われた。アジア学生交流プログラムのテーマは「名もなきヒーロ」が甲仙小学校が記者会見場になった。街の復興もあり活気が取り戻してきたが、河川等は洪水の爪痕が残っていた。甲仙には、芋畑やグァバジュースで有名なグァバの畑があった。

 

28日 ASEPの大会 アジア学生交流プログラムが高雄商業高校で開催

「名も無きヒーロー」というテーマに地元高雄駅の過去、現在、未来」を題材に
テーマは「名も無きヒーロー」という課題を与えられ、瑞祥高・柏原高 協同チームは、戦前からある高雄駅を「名も無き英雄」に例える。高雄駅の過去、現在、そして未来について話しをする。高雄駅の歴史は、かつては日本の植民地時代、台湾総督府の日本人によって作られた駅だが、初期の建物は移設され、鉄道記念館になっている。2代目の駅校舎は1940年建造されもので、たくさんの人を運び、また産業を発展させ、鉄道駅に関係する労働者の雇用を生み、重要な役割を担ってきた。しかし2代目旧建築物も記念館として移動させられることとなり、誰からも感謝さレない、忘れ去られた、まさに名もなきヒーローであった。将来は高雄市の都市計画に沿った形で3代目高雄駅が現在建設中である。
今回、テーマも高雄という駅を擬人化することで、また戦前から日本が作った駅校舎を大切に保存し記念館として使っている。ここに地元、台湾と日本との友好関係が過去・現在・未来も続いていく深い意味も含まれ、よく人々への感動も呼び起こし、金賞を受賞した。生徒たち一人一人の努力が一つになり、自信にもつながった。
授賞式の後が、各出し物やイベントが続き、その間に、参加校関係者・高雄市関係者との交流をした。例えば、日本から来られている高校・大学(関西大学・近畿大学・日本福祉大学・立命館宇治高校・立命館附属高校・法隆寺国際高校・南山高校・夕陽丘学園高校・羽衣国際高校・福井商業高校 等)とのや海外の中学高校(Islamic Junior high school /Lab school Dongducheon Foreign Language high school Thai-Chinese InternaionalSchool Jungwon Girls’ Middle School 等)と地元高雄市の中学・高校・大学(省略)53校の学校関係者と交流をした。
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東大阪大学柏原高校・瑞祥高校 ASEPプレゼンテーション風景

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ASEP大会で柏原高校・瑞祥高校金賞受賞風景

 

ASEPを終えて
昨年は敬愛高校と瑞祥高校とのコラボレーションであったが、今回、本校と瑞祥高校とが協同で、日本の生徒と台湾の生徒が一緒に英語を通じたプレゼンテーションを行うことができた。何よりも本校生徒にとって初めての経験で戸惑いもあったが、今後、将来、生きていく上で、素晴らしい経験でなったと思う。英語を通じた語学教育研修をもとに、生徒一人ひとり、共同作業でひとつものを作り上げていくというキャリア教育としても意義のある体験であった。またホームステイのホストファミリーとともに寝食を共にすることによって、言語のみならず、その国の文化を自分の肌で体験し、今後グローバルな時代に生きていく人材に成長するきっかけになったのではないかと思う。言葉の問題は自己で切り開いていかないととホストファミリーの国立屛東教育大学教授であるお父さんとの談笑の中で出てきたが私も同感であった。しかし彼らにとって最後には徐々に慣れてきて、一つ壁を乗り切った充実感は彼にとって何にも変えられない経験であった。
わずか5日間という短い期間であったが最後、全員、別れを惜しんで涙するシーンもあった。本当に各ホストファミリー先の保護者の方や先生方には我が子のようにしてくださって感謝に堪えない。
Skypeを使ったASEP大会前、台湾へ行く前のプレゼン準備・相手校と生徒同士のやりとり
台湾の高校と3回のスカイプのやり取りで、生徒は1回目は自己紹介、2回目は相手高校が機種変更をして十分な音声を取れなかったハプニングもあり、最初は生徒もほとんど意見も言わず、私が英語で答える形になってしまった。3回目は徐々に生徒も慣れてきたが、こちらが用意した放置自転車作業員の考えているテーマ内容と相手校の擬人化した高雄駅の内容に大きなズレがあり、結局1つにまとめるのに無理があることが分かり、相手のテーマに沿った形で、こちらで現在の高雄駅について生徒に英語で作文をさせ、教師の方で最終手直しをする形をとった。それでも、とても3回だけのskypeではとても間に合わず、LINEを使って生徒同士テーマを絞らせ、教師の方で内容を吟味した。結局、土曜日や祭日まで使うことになった。
現地へ行ってから、瑞祥高校側の英語の先生との話しあいで8分の持ち時間のスケジュールと役割分担を決めた。本校からは森田君と石井君をスピーチさせ、下岡君、井上君は演技に廻らせる。個人的に瑞祥高校のスピーチする瑞祥側の女子生徒から、文章に付け加えたい質問があったので、そのテーマのコンセプト(概念)にあう形の英語文章に絞らせた。
全体として、瑞祥高校の先生も私も教師が入り込んでしまうと生徒のためにはならないと思い、質問以外は、できるだけ、生徒同士のやり取りを見守る形でいた。

今回、4人の生徒が台湾高雄市で英語によるプレゼンテーションをすることを目的に、国際交流をして目を輝かせいていた。最後、たった5日間であったが、ホストファミリーや瑞祥高校生徒との涙を流して、別れを惜しむ状況であった。昨今、高校生に何か覚めた、感動がないと言われている高校生が多いといわれるが、何か感動を与える取り組みが必要ではないかと思う。グローバルな人材を求められる社会の要請にも、本校でもホームステイ、や国際交流研修は有意義なものだったと思う。ぜひ、これを機会にASEP国際学生交流プログラムを今後続けていってほしいものである。

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(進路指導部 2年9組特進コース担任 野津)