今年の夏は、雨が多かった。各地で想定外の雨が降り、甚大な被害を及ぼした。大阪でも連日のようににわか雨が降り、先日も北摂で記録的な雨が降った。本校の位置する大阪東部でも大和川が警戒水位を超え、洪水の危険にさらされたこともあった。詳細は分からないが、地形的なものなのか、治山治水が進んでいるのか、大阪は比較的水害が少ないように思う。自分が子どもの頃は、昭和30年代だったが2~3度恩智川が氾濫し、自分の住む地域が水浸しになった記憶があるし、昭和40年代後半には、大東水害が起こり大きな被害をもたらしたこともある。その後、堤防がかさ上げされたり、公園などの地下に巨大な雨水貯蔵施設がつくられたり、広大な遊水池が各地につくられたりして大きな被害から免れているように思う。私は時々、通勤に自転車(アシスト車)を使うが、その時は少し遠回りでも比較的安全で走りやすい恩智川の堤防上を走っている。その道からは高い堤防と、花園、池島の広大な遊水池が見渡せて、白さぎや鴨等の水鳥がえさをついばんでいるのを眺めながらペダルを踏んでいる。実に気持ちがいいが、過日の豪雨のときには水は遊水池に導かれ、流域の洪水を防いでくれたことだろうと想像した。自然保護と開発、治山治水、異常気象と危機管理、いろんなことを考えさせられる自転車通勤である。              (9月16日)