最近の出来事で嬉しかったことがあります。

毎日放課後には当番で掃除をしているのですが、当番ではない生徒も掃除を手伝ってくれたのです。そのことだけでも嬉しかったですが、箒、モップがけが終わった後、さらに「窓も新聞紙で拭こうか?」と声をかけてくれました。当番でもないのにそこまで手伝ってくれる優しさにとても幸せな気持ちになりました。

(3−1担任 野口)

今年になって間もない頃「数学を教えてほしいんです」と言ってきた生徒がいた。理由を尋ねると「授業がわからず進級が危ないんです」とのこと。他の生徒がテスト前対策として申し出てきてやっていたことを聞きつけたらしい。テスト前に4日間、1〜2時間程度の補習を行うこととなった。
その中で「授業中はしゃべったり他のことをしたりして集中して受けていなかったこと」「家で勉強すると気が散るから閉店間際までファーストフード店で復習していたこと」、そして「前回の定期考査が“0点”だったこと」等を話してくれた。
考査後、「全部書けた」と報告に来てくれた。結果は「79点」。本人も大変喜んでいたが、私はそれ以上にとても驚いた。

学習だけではないが、何かのきっかけで意欲的になると結果につながることを実感させてもらった瞬間だった。

(副校長 寺川)

今年の3月に、指導法研修の一環として外部講師を招いて校内研修会を実施した。内容は、「教育コーチング」入門編で、悉皆研修とした。本校では、伝統的に生活指導に定評があり、凡事徹底の指導方針の下、厳しく生徒に接してきた。もちろん、それと並行して生徒と正面から向き合い、保護者との連携を図りながら、精一杯面倒を見ていくといった粘り強い指導も実践し、効果を上げてきた。しかしながら、生徒の気質も時代とともに変わり、今までの指導が入りにくい傾向も強くなってきた。生徒によっては、じっくりと話を聞いたり、優しく寄り添っていく指導の方が効果を上げる面もあり、指導の中で「教育コーチング」の理念や手法を取り入れていく必要性に迫られてきた。「教育コーチング」は、「傾聴」の姿勢や「育」が「教」を支えること、「あるがままを認める」こと等を重視しており、本校教職員の指導上の悩みやつまずきを解消してくれる有効な手法であると思っている。第1回目の研修では、教職員から好意的な感想が多数寄せられ、今後の研修の推進に弾みがついた。従来からの指導方法にこの指導方法が上乗せされれば、多様な生徒に一層対応しやすくなると思われる。この研修は、今年度も3回実施し、指導方法の工夫・改善に取り組んでいく予定である。

(5月7日)